黒岳山麓

黒岳山麓    2008年8月9日(土)    くもり後晴れ

〔歩いたコース〕 男池~かくし水~ソババッケ~風穴

今水から黒岳の散策を予定していたのですが、岳麓寺付近より小雨が舞い始めたので、予定を変更して
男池まで車を走らせ黒岳山麓を散策してきました、真夏は午後からの雷が心配なのでゆっくり歩きの森林浴です

身も心も癒してくれる黒岳原生林、夏は尾根歩きを避けて深い森の散策は気持ちがいい
暑い日差しを遮るブナやかえでの大木、深呼吸です、降り注ぐ深緑のエネルギーを全身に浴びてきました



男池散策路のきつねのかみそりは丁度、見ごろを迎えていました

男池から湧き出た渓流のせせらぎ、清らかな川面です、山靴を脱ぎ素足で川遊びをしたくなります

黒岳湧水、以前は湧水の底には、お賽銭が投げ込まれていましたが現在は禁止され
自然
の姿に戻っていました、早速、ひしゃくで水をすくい喉を潤しました

穏やかな水面には水草が気持ちよさそうに漂っています

静かな原生林の中から、こげらが木を叩くドラミングの音が心地よく聞こえました

先を急ぐ山歩きではないので、幾度も立ち止まり頭上を見上げました
野鳥のさえずり、樹間からの木洩れ日、首が痛くなるまで眺めてきました、
秋は、寝転んで紅葉を楽しみたい

アキアカネでしょうか、森の中にも舞い降りてきていました

苔むした倒木に日差しが注ぎ、鮮やかに輝いていました、しかし、見事に苔むしています
登山道はこの倒木をくぐり、ザックが擦らないよう腰を落としすすみます、中腰で膝に堪えました

倒木には瑞々しいキノコが芽吹いていました、まさに命の森です

ゆっくり歩いて、かくし水に到着、行き交う登山者の姿も少ない

鈍った体から吹き出た汗を拭い、眩しい緑のシャワーを浴びて黒岳の天然水とトマトで大休止、美味しです♪

フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科



深い森の登山道も荒廃がすすんでいます、木の根を避けて歩くので登山道の幅は広がり、
雨水が流れ込み、益々むき出し状態です、森を労わる方法は山に入らないことなのですが、自然との共生、保護は難しい課題です

ソババッケに向かう静かなトレール、いつまでも残しておきたい山道です

ソババッケ、平治岳、黒岳、大船山の分岐点、雨水が窪地に溜まり沼地、湿地帯を形成しています

  

 

 

 休憩をしているとアキアカネやアサギマダラが飛び交い、暫し、幼少に戻り?虫追いをしてきました♪

風穴の中は、ひんやり、別世界のようです、しかし、ロープを伝わり降りるのは止めまときましたね

 

 黒岳、高塚、天狗への登り口、今日の山歩きははここまでです、たっぷり黒岳の森のエネルギーをいただいてきました

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